代表あいさつ

メディアアンビシャスの目指すもの

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代表 山口二郎

民主政治のあり方が問われている今、私たち市民が自ら情報を集め、政治や社会に対して態度を決定することが求められています。

私たちが直接見聞きできる範囲はごくわずかであり、情報を得るためにメディアは不可欠です。したがって、これからの政治を立て直すためにも、メディアは決定的な重要性を持っています。

この間、様々な出来事が新聞やテレビをにぎわせました。たとえば、小沢一郎民主党代表の政治資金をめぐる問題。北朝鮮の「ミサイル」発射。メディアはこれらの事柄について、どこまで多面的に伝え、真相に迫ったのでしょうか。メディアが政府の流す情報をそのまま国民に伝え、特定の世論を形成することに荷担しているのではないかという疑いをぬぐうことはできません。

メディアが権力の意に添ってステレオタイプを作り出す時、民主政治は崩壊します。自由で多様なメディアを作り出すことは、情報の消費者である私たち自身の役割です。ステレオタイプに陥るメディアを批判すると同時に、優れた報道を行ったメディアを市民の側から高く評価し、力づけることこそ、健全なメディアを作り出すための鍵となります。

このような問題意識のもとに、メディアに関心を持つ市民の自発的な運動として、メディアアンビシャスを立ち上げました。北海道を中心として、優れた報道を行うメディアを励まし、情報を共有する試みを広げていきたいと思います。同時代に関心を持つ市民の方々の参加を呼びかけます。

2009年4月
山口二郎